FXは手元のお金が少なくても大きな利益を得られる金融商品として若い方を中心に非常に人気のある金融商品です。
FXには様々な特徴がありますが、今回はロスカットについて説明をします。
ロスカットがあるからこそ、投資家の資金は守られるのです。
非常に重要な仕組みになりますのでぜひ最後まで読んでいただきしっかり理解していただければ幸いです。
ロスカットとは強制決済システムのこと
ロスカットとは強制決済システムのことをいいます。
相場が急変した時や、なかなか自分の判断で損切りをすることができない場合、ロスカットがあることによって投資家の資金はある程度守られます。
ロスカットが執行される基準は各FX会社によって違いますが、一般的には証拠金の100%もしくは50%であることが多いです。
つまり、証拠金が100%もしくは50%を下回った瞬間に強制決済されるのです。
このように書くと証拠金100%の場合の方が安心して取引できると思われるかもしれませんが、あまりロスカットラインが高いと資金効率が悪くなってしまうため考えものです。
証拠金の50%位の方が資金効率よく取引することができるのでおすすめです。
このロスカットがあることによって投資家の資金がある程度救われてきました。
FXを行うにあたってロスカットは非常に重要なのです。
しかし、この万能に見えるロスカットですが欠点もあります。次の章ではロスカットの欠点について説明をします。
ロスカットの欠点は相場急変についていけないこと!
ロスカットは一見すると万能に見えますがロスカットには大きな欠点もあります。それは相場急変についていけないことです。
相場急変についていけないとはどういうことかというと、相場が一瞬であまりに大きく動いてしまうとロスカットラインの遥か下で決済されてしまうことがあることです。
例えば、証拠金50%がロスカットラインの場合でも、証拠金50%に到達してもすぐに通り過ぎてしまうためその遥か下のラインで決済がされてしまうのです。
最悪の場合、証拠金のマイナスで決済されてしまうこともあります。
証拠金のマイナスとはつまり借金をしてしまうことです。
FX会社にマイナス分は返金しなければいけないため、証拠金以上の損失を負ってしまうことになります。
このように書くと実際にはそんなことないんでしょうと思われる方もいるかもしれません。
しかし、2015年に起きたスイスフランショックや2018年に起きたフラッシュクラッシュの時などは実際マイナスで決済されたことがありました。
莫大なマイナスになってしまった方もいるため現在もFX会社と裁判をして争っている投資家もいます。
このようにロスカットは決して万能ではありませんので注意するようにしてください。
もし、証拠金のマイナスで決済される事は絶対嫌だという方は海外FX会社が提供しているゼロカットを使うようにしましょう。
ゼロカットについては海外FX会社の特徴のページに詳しく説明していますのでぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、ロスカットについて説明をしました。ロスカットは投資家のお金を守ってくれる最後の砦です。しかし何度もロスカットに引っかかってしまっては投資家の資金はあっという間になくなってしまいます。
FXを行う際は、ロスカットに引っかからないような戦略を立てて行うようにしましょう。
そしてロスカットは決して万能では無いことについてもしっかり理解していただければ幸いです。