・過去に起きた金融危機とは③コロナショックとは

過去におきた金融危機とは

みなさんは2020年に起きたコロナショックをご存知でしょうか?

金融危機の代表的なものとしてコロナショックはよく取り上げられます。

そこで今回はコロナショックについて詳しく説明をします。

コロナショックの原因

今回のコロナショックは経済状況や金融機関に問題があって起きたものではありません。コロナ・ウィルスという外的な要因によって起きたものです。

しかし当初予想していたよりも、状況が深刻で世界各国で人の流れを止めるなど経済活動に甚大な影響を与えました。

世界各国の経済活動は大きく落ち込み、先行きが不透明になったため投資家の心理が悪化し起きたものです。

いつコロナショックから立ち直るのか?

結論からお話しをするとコロナショックから株価や為替は約半年で立ち直りました。

リーマンショックから立ち直るにはアメリカで約1年半日本では実に4年間かかりましたがコロナショックで暴落した株価や為替はなんと半年で回復したのです。

もちろん、実体経済とは大きな乖離があり株価が回復したことが一概に良いこととはいえません。

しかし、心理的に見ても株価が回復するという事は経済の回復の象徴のようなものですので決して悪いことではないでしょう。

なぜ、今回株価や為替は急回復したのでしょうか。

急回復した理由には様々な理由がありますが、大きな要因には各国の中央銀行が強烈なら金融緩和政策をとったからです。

各国の政策金利はコロナショックが現在してから大幅に下落しました。

政策金利が下落すると言う事はそれだけ資金調達をしやすくなると言うことです。

つまりマーケットにお金が溢れたのです。マーケットにお金がジャブジャブに流れそのお金が株式や為替に向かいました。

その結果株式や為替は急回復をしたのです。

しかし、株式や為替が急回復を果たしましたが、実体経済の状況は非常に悲惨です。

上場企業の決算は約7割が赤字もしくは減益と言う結果になりました。

雇用も非常に厳しく約70,000人の方がコロナの影響で職を失っているという情報もあります。

今後、コロナウィルスの影響がすぐになくなるとは考えづらく厳しい雇用情勢が続くと予想されています。

いくら株価や為替が上昇しても実体経済の回復が追いつかなければどこかのタイミングで大きく調整が入ることもあるでしょう。

大きく回復しているからといって浮かれることなく注意をして取引するようにしましょうね。

まとめ

今回は、代表的な金融ショックであるコロナショックについて説明をしました。

株価の変動や為替の変動等を見ると非常に大きな金融ショックだったことがご理解いただけるでしょう。

過去の金融ショックについて学ぶことが非常に大切なことです。なぜならこの金融ショックについて知っていると対策をとることができるからです。

ぜひコロナショックだけではなく他の金融ショックについても理解を深めていただければ幸いです。