過去に起きた金融危機とは②トルコリラショック

過去におきた金融危機とは

みなさんは2016年に起きたトルコリラショックをご存知でしょうか?

金融危機の代表的なものとしてトルコリラショックはよく取り上げられます。

そこで今回はトルコリラショックについて詳しく説明をします。

トルコリラショックとは

トルコリラショックとは、2018年7月に起きたトルコリラの暴落のことをいいます。

トルコリラは、金利が非常に高いのでFXで非常に人気のある通貨です。

この記事を読んでいる方の中にもトルコリラでFXをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

トルコリラショックが起きた理由は端的にいうとトルコがアメリカと喧嘩したからです。

トルコのエルドアン大統領のクーデター未遂の嫌疑でアメリカ人牧師を拘束していました。

アメリカ人牧師の釈放をトランプ大統領が何度も要求しましたがトルコは無視し続けました。

これにトランプ大統領が怒り、トルコに対する関税を2倍にしたのです。

トルコがアメリカと喧嘩したことによってトルコリラは急落してしまいました。

トルコリラショックの影響

トルコリラショックのときのトルコリラ/円は、

1日で約14%下落した日もありました。

また多くの新興国通貨にも影響を与え、例えばアルゼンチンペソは、対ドルで30%以上下落してしまったのです。

トルコリラショックは新興国通貨には大きな影響を与えましたがドル円などの主要通貨ペアにはさほど大きな影響はありませんでした。

しかし、トルコリラに対するトルコリラショックの影響は甚大で現在もその影響をひきづっています。

トルコリラは回復の糸口が見えずここ10年間ずっと下がり続けています。

トルコリラショックも下落の大きな影響になっている事は間違いありません。

今後もトルコリラの回復が難しそうな状況が続いています。

まとめ

今回は、代表的な金融ショックであるトルコリラショックについて説明をしました。

株価の変動や為替の変動等を見ると非常に大きな金融ショックだったことがご理解いただけるでしょう。

過去の金融ショックについて学ぶことが非常に大切なことです。なぜならこの金融ショックについて知っていると対策をとることができるからです。

ぜひトルコリラショックだけではなく他の金融ショックについても理解を深めていただければ幸いです。